目的と手段

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「手段」の専門家にではなく、「目的」の専門家に相談しましょう。



目的と手段
 アパートを建築する目的は何でしょうか。

 「手段」の専門家にではなく、「目的」の専門家に相談しましょう。その分野の専門家は地元の賃貸管理業者です。

 アパート経営の目的は何でしょうか。それは高収入で安定した無駄のない収益をうることです。それがアパート経営の目的でしょう。その目的のためにアパートを建築するのです。

 さて誰に相談しましょうか。それは「目的」の専門家です。近隣で賃貸住宅の管理をビジネスとして行っている賃貸管理会社でしょう。アパートを借り上げたり、賃貸管理を受託しているのですから、そのあとのアパート経営について必死です。

 「このあたりの家賃水準は…、こんな間取りがいい…、建築プランはこのようなのがいい…、パストイレは一緒がいい別がいい…、宅配ロッカーは…、等々」

 しかし、建築後の賃貸経営を何も考えずに「目的」の専門家の声も聞かず、「手段」の専門家に依頼してしまうケースがおおいようです。「手段」の専門家は建築屋さんです。もちろん建築屋さんでも「目的」である賃貸住宅経営に詳しい会社もあります。ただ「建築したらそれで終わり」です。建築するのがビジネスですから。

 最初にすることはアパート経営のプランを定めることです。その経営プランにあわせて建築プランを定めます。建物が先に決まっていて、その建物に合わせて賃貸住宅経営をするのではないのです。賃貸住宅経営にあわせた建物つくるのです。

 さてアパート経営の目的が「相続税対策」であったのならどうするのでしょうか。「目的」は相続税対策です。「手段」がアパートです。

 だったら最初に誰に相談しますか。「目的」の専門家つまり相続税対策のプロに相談しましょう。 

 「相続税対策で何々をやりました」と聞きます。「それで相続税はどのようになったのですか?」と問い返します。「そこまではよくわからないのですが…」。

 なんのことはない、相続税の試算もせずに相続税対策をやっているのです。笑ってしまいます。相続税がかからない人が相続税対策をやっていることも散見します。笑うどころか、もう悲しくなってしまいます。

 なお相続対策のプロは、アパート経営のプロではありません。両方に別個に相談しないといけないでしょうね。

 まずは相続プランです。次に経営プランです。最後がやっと建築プランなのです。順番を間違えると取り返しがつかないことになります…。
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